【第5回TOP25%禁止杯】とんボルweaker【最終3位】

久しぶりです、なつかぜです
帰省に伴い実機を触れる機会があったので、個人的に思い入れのある大会に参加してきました

↓大会ルール↓

構築名は友人の構築記事のをもじりました
彼の構築より明らかに弱そうなのでweakerです

それでは簡潔にですが、紹介へ移ります


【構築経緯】
引き先がない対面構築やギミックパーティが自分は好きではないので、適度にサイクルを回してダメージレースで勝てるように考えました
従来の禁止杯環境における試運転時は剣盾の初期シーズンと対戦している感覚が似通っていたため、一番尊敬しているプレイヤーの当時の記事にあった「多少の耐性面の有利不利は数値で覆せるゲーム」を目指し、サイドンロズレイドの数値受け2枚と通りそうなアタッカーを集めて試行錯誤したら下記の構築になりました




【並び】
ルチャブル@スカーフ 型破り
陽気:4-252-0-0-0-252
ブレバ/インファ/蜻蛉/穴を掘る

配分意図
ストライク、すいすい勢を意識してS補正


クワガノン@突撃チョッキ 浮遊
控えめ:244-0-4-164-60-36
10万ボルト/虫のさざめき/ボルトチェンジ/マッドショット

配分意図
D:珠ルンパの雨下特化ストリーム87.5%耐え(指標)
S:4振り45族抜き
C:あまり振れるだけ


サイドン@進化の輝石 避雷針
腕白:212-108-140-0-4-44
ロックブラスト/地震/ステロ/ボディプレス

配分意図
B:ルガルガンの珠インファイト確定2耐え程度
S:クワガノンドラミドロ意識
A:あまり振れるだけ


ルンパッパ@残飯 すいすい
穏やか:188-0-4-20-156-140
熱湯/ギガドレ/身代わり/宿り木

配分意図
H:残飯効率意識
S:準速55族抜き
D:残り


トゲデマル@鉢巻 頑丈
陽気:4-252-0-0-0-252
びりびりちくちく/アイヘ/蜻蛉/起死回生

配分意図
ルージュラ意識で最速


バクオング@眼鏡 肝っ玉
控えめ:12-0-4-228-228-36
爆音波/気合い玉/冷凍ビーム/寝言

配分意図
D:フーディンの臆病サイコキネシス5.4%の乱数2発(D下降非考慮)
S:準速40族抜き




【個体詳細】
ルチャブル
環境的に格闘技が刺さっていると感じたこと、特性頼りで対面性能を評価されているポケモンが上位に存在する(ダゲキトゲデマル、Aペルシアンなど)こと、ストライクやスターミー、フーディン等の高速エースとの対面での立ち回りを明確にしたいこと、この主に上記3点を理由に特性型破りを持つルチャブルこだわりスカーフを持たせて採用しました

技構成は一致技のインファイトブレイブバード、対特殊での撃ち合い性能を無理やり引き上げるダイワームになる最強の対面操作技蜻蛉返り、ニダンギルや炎タイプに撃ったり、捨て側にDMターンの枯らしに使えるあなをほるです

素早さ以外の数値は一切足りていませんでしたが、削れたジェッターや軽業エースを縛ったりとスイープ性能を活かして暴れてくれたので満足でした


クワガノン
身内と試運転している時にボコボコにされたので自分も使ってやろ!の精神で連れてきました
虫タイプでありながらダイジェットが等倍、電気タイプでありながら地震無効で草タイプ技をちらつかせて立ち回りやすく、抜群をつかせなければどんな攻撃に対しても一度耐えて対面操作や削りを入れることができることが優秀だと感じました

技構成は一致高火力技の10万ボルト、虫のさざめき、対面操作技ボルトチェンジ、サブウェポンにほぼガラルマッギョピンポイントのマッドショットです(ハガネールに刺さって1勝)

冠ルールのジバコイルのような動きができたため、非常に強いポケモンだと感じたものの、構築全体で岩タイプのケアは基本低速に任せきりなことに加え、高速エースの火力が終わっていることから選出の際のめんどくささが顕著でした(その面倒さが禁止杯の醍醐味であるとも言えるのですが…)


サイドン
めんどくさそうな相手の物理エースをまるっと止められそうな点、ステロによるサイクル補助性能に加えて当環境ではDM時の圧倒的な数値、撃ち合い性能を誇る点の2点を評価して採用しました

技構成は一致技のロックブラスト、地震、サイクルを補助するステルスロック、高い防御を生かすボディプレスです(ダイナックルとして羽休めウォーグルに刺さって1勝)

配分に関しては初手からクワガノンプテラアーケオスルガルガン入りに投げることを肯定できるBラインを確保して残りAです
Sラインはドラミドロ意識で決めましたが、H奇数、C振り切ってあまりSのような配分と同速になるためAから16移して自分のクワガノンと同速にするべきだったと思います

相手視点ではどの程度の硬さなのかを把握されていないのか、把握した上で特殊エースのサブウェポンでワンキルできると思われているのか、たまにめちゃくちゃ舐められてる選出をされることがあり頭を抱えました(2敗)


・ルンパッパ
当初はこの枠はHDロズレイドだったのですが、主な役割対象であったキュワワーシャワーズが自分が最後に参加した第二回を最後に禁止されていること、エスパー勢に対面から勝てないこと(毒タイプに何を求めてんだという話にはなるのですが)、すいすい勢のストリームに受け出したあとS関係が逆転しダイマックスを強要されるため、このポケモンに白羽の矢が立ちました
採用時点ではすいすい勢やエスパータイプを前のめりにごまかすためにCS珠の予定でしたが、構築全体が特殊方面への受け出しが不可能であること、対すいすいで必要とされるSラインは55族抜き程度で事足りていることの2点からそのSラインを確保しほぼHDに振り切りました

技構成は一致技の熱湯、ギガドレイン、削りを入れてサイクルする宿り木、宿り木と相性のいい身代わりです

HD残飯身代わりであるためにデスカーンマッギョを嵌めたりと拾えた試合は多かったですが、それはそうと火力低すぎてビビりました(3勝1敗)


トゲデマル
ボックスにいた禁止杯参加可能のポケモンの中で、一番使いやすそうな鋼タイプであるということで採用しました
過去作使用可能であるため当初は毒毒採用のイバン型を想定していましたが、過去作は愚か、実機を触れる時間すらなかったため、代わりに蜻蛉返りを覚えることに着目して鉢巻で採用しました

技構成は一致技のびりびりちくちく、アイアンヘッド、対面操作技の蜻蛉返り、ダイナックルになる起死回生です(が、ヌケニン意識でダメ押し、飛び跳ねるなどを採用した方が良かったと終わって感じました)

対面性能のみが着目されるポケモンで数値と一貫性を押し付けることは想定されてないのか、開幕の低レート帯を迅速に抜けられたのはこのポケモンのおかげ…なのですが、最速シンボラーから撃たれたエアスラ全部怯みました(結果1敗)


バクオング
試運転の際肝っ玉とっておきガルーラにボコボコにされ、ゴースト技1Wのパンプジンに手のひらで遊ばれ肝っ玉ノーマルタイプのポケモンに着目しました
当初はムーランドでしたが、前述したガルーラの二番煎じだったこと(また型的には普通にニダンギルで止まること)が嫌だったため、特殊技を積極的に採用できるバクオングを、構築全体で低速ループを破壊できる手段が限られていることや、催眠耐性が薄く余った技スペースに寝言を採用できる点から眼鏡で採用しました

技構成はコンセプトの爆音波、寝言、ニダンギルをワンキルする気合い玉、岩飛行タイプ意識の冷凍ビームです

ニダンギルはオーバーヒートでも倒せるので気合い玉である必要はなく、岩飛行意識では冷凍ビームではなくサイドンにも通せてルンパッパをサポートできる可能性のある波乗りの方が良いと感じました(いずれも勝敗には関係ないのですが、前者に関してはヌケニン入りの受け構築に選出できなくなったため重大な欠陥でした)

配分はエスパータイプが全体的に重すぎたのでCDベースです
ゴーストタイプ絡みはそもそもあまりマッチングせず、岩タイプの多さから見せ合い画面でのノーマル技の通りはそれほど良くありませんでしたが、モジャンボ絡みのサイクルを崩すためにそれなりに選出機会に恵まれました



【戦績】
12-3
1621pt




【感想】
第1回目以降の2度目の殿堂入りでした、素直に嬉しいです
第2回で行ってしまったプレイミスはいまだに思い出せるので、少しでもこちらの思い出で上書きできてよかったです

今でも3.4回目に参加できなかったことを悔やんでいます
普段考察することさえないポケモンに頭を悩ませ、その強み、新たな側面を発見をすることができるのはこの大会特有のものですね

自分っぽい有限サイクルで大会に爪痕を残すことができて嬉しいです

9世代もこういう大会有ればまた参加したいなあと

それでは



【special thanks】
・運営の海鼠さん、ねこさん、ぽんずさん
・禁止杯が近づくと元気になるねむねむさん
・違反をすることなく戦い切ったプレイヤーの皆さん
・ここまで読んでくれたあなた